【20代の美容師へ】「圧倒的な数」をこなす時期の正しい過ごし方と、消費されないための境界線

こんにちは、hoshi’s-noteです。

アシスタント時代の下積みを経て、スタイリストになり、業務委託やフリーランスとして独立を果たす美容師20代。

自分の努力がそのままダイレクトに収入として跳ね返ってくる毎日は、非常に刺激的で充実しているはずです。

体力に任せて朝から晩まで予約を入れ、自己ベストの売上を更新していくことに、確かなやりがいを感じている方も多いかもしれないですね。

若いうちに「圧倒的な数」をこなすことは、決して悪いことではありません。

むしろ、多様な髪質に触れ、接客の引き出しを増やし、技術スピードを極限まで高めるための「貴重な投資の時期」として非常に大きな意味を持ちます。

自分では考えてもいないし、気づきもしないけど、体力勝負で働けているのが20代。

サロンやプラットフォームに「消費」されないために

新規指名なし・低単価のクーポンでひたすら数を回し続ける働き方は、サロン側や集客サイトにとっては非常に都合の良いモデルです。

目の前の現金が増えていくと錯覚しがちですが、もしあなたが「安いから・早いから」という理由だけで選ばれ続けているとしたら、それはあなたの価値が評価されているのではなく、若さと体力を切り売りして消費されている状態に他なりません。

数年後、同じように安さと若さを武器にした次の世代が現れた時、今の働き方のままでは必ず苦しくなります。20代のうちは、数をこなしながらも「自分はいつまでにこのペースを卒業するのか」という期限(たとえば35歳まで)を、自分の中で静かに設定しておく視点が大切です。

圧倒的な数の中から「未来のファン」を抽出する

では、数をこなす時期をどのように過ごすべきでしょうか。

それは、1日10人をただ流れ作業で終わらせるのではなく、その10人の中から「将来、自分が単価を上げて独立しても着いてきてくれる、たった1人のファン」を見つけ出す作業だと捉え直してみてください。

「この人になら、少し高くてもまたお願いしたい」

そう思ってもらえるだけの丁寧なカウンセリングや、プラスアルファの提案を、忙しい中でも決して省かないこと。

圧倒的な数の中から「自分と価値観の合うお客様」を少しずつ抽出し、ストックしていくことこそが、20代の美容師が大切にすべき視点かと今は思います。

稼いだお金を「来年の税金」と「自己投資」に分ける

もうひとつ、20代で独立した美容師が最も陥りやすい罠が「税金」です。 会社員時代とは違い、手元に入ってきたお金はすべて「あなたのお金」ではありません。

翌年の春から夏にかけて、これまでに見たこともないような額の「所得税」「住民税」「国民健康保険料」の請求が必ずやってきます。「手取りが増えた」と生活水準を上げてしまえば、2年目にしてあっという間に資金ショートを起こしてしまいます。

自分の現在地を、数字で冷静に把握してみましょう

「今の売上で、来年いくらの税金が来るのか」 「35歳で週休2日になった時、今の単価のままで生活できるのか」

漠然とした不安や慢心を消すためには、客観的な数字を知るのが一番の近道です。

当サイトの「TOOLS」には、1年目のフリーランス美容師に向けた「確定申告・税金ざっくり試算機」や、未来の適正単価を知るためのツールを用意しています。

まずは一度、今の自分の売上や、将来の目標を入力してみてください。 圧倒的な体力がある今のうちに先を見据えて動くことができれば、あなたの30代、40代のキャリアは、きっと自由で豊かなものになるはずです。